成長

171  『 はじまりの日 』

幼稚園の園長になって、一番苦手に思うことは、折々の行事の際に挨拶やら話をしなければならないことです。ひと月程前の卒園式でも、さんざん苦労して挨拶の言葉を絞り出し、当日を迎えました。会場の準備も整い、一息ついて、近くにあっ・・・

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168  『 あの森へ 』

親しかった大学の先輩から、勤めを辞めて家業を手伝うようになってからは自転車で行ける範囲しか出掛けなくなった。昔の村人みたいな生活をしている。という話を聞いたことがありました。どのくらい昔にまで遡らなければならないのかはわ・・・

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167  『 すーちゃんとねこ 』

ある日、すーちゃんとねこちゃんが歩いていると風船を見つけました。ねこちゃんは木に登り「これぼくのふうせん」と言って取ったのですが、すーちゃんはその風船をつかみ持って行ってしまいました。そのうえ、すーちゃんは家の鍵を閉め、・・・

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165  『 白い牛をおいかけて 』

私が小学生の頃、といっても昭和30年代にまで遡ることになるのですが、夏になると毎夕、庭から味噌汁に入れる「みょうが」を採ってくるのが私の日課となっていました。どうということのない仕事のように思えるかもしれませんが、「みょ・・・

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163  『 ハグタイム 』

「だいじなひとを ぎゅっとだきしめてみよう。 きみにとって そのひとが どんなにだいじか つたわるように。」 これは絵本のカバーの内側に書いてあった一文です。主人公の子猫のジュールは世界をまるごと抱きしめたいと思っていま・・・

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160 『 SOMEDAY いつかはきっと・・・・』

表紙には大きな文字でSOMEDAYと書かれ、Mの字の右肩には花が咲いている植木鉢があります。立派な緞帳のあるステージの中央で、にこやかにバレエを踊っている女の子がいます。見返しをめくると、庭仕事の道具を満載した小さな荷車・・・

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154  『 てん 』

誰にでも得意なものと苦手なものがあります。得意なものに対しては、言われなくても自分から積極的に関わっていくのに、苦手なものに対しては、できるだけ関わりたくないという苦手意識が先行し、よけいどんよりとした思いに包まれたり・・・・

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153  『 くまとやまねこ 』

くまは、大好きだったことりが死んでしまった事を受け入れられずにいました。それからというもの、くまはことりの事を思っては泣いて暮らすのです。森の動物たちもそんなくまの姿を見て心配します。けれどくまは心を閉ざしたまま。そんな・・・

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145  『 ともだち いっぱい 』

「ともだちの ともだちは ともだち!」この絵本に何度も出てくるフレーズです 何てことない日常にも実は〝ともだち〟がいっぱい。そして、子ども達は友達作りの名人です。人だけでなくどんな物でも、どんな事でも・・・。そう、「とも・・・

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142  『 たのしいふゆごもり 』

最近「ご趣味は?」と尋ねられることなど、とんとなくなってしまいましたが、聞かれた時には今も昔も迷わず、「雨宿り」「ひなたぼっこ」それに「焚き火」と答えています。そんな私ですから、自分がもし他の生き物になるとしたら、やはり・・・

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