No 96
絵本のタイトル だんまりこおろぎ
作者 エリック=カール
訳者 くどうなおこ
出版社 偕成社  

96 『だんまりこおろぎ』

この絵本は以前『絵本の散歩道』で紹介した『はらぺこあおむし』と同じ作者エリック・カールの作品です。

絵本『はらぺこあおむし』を世に送り出したとき、私は虫たちのすばらしい四部作(カルッテット)を作ろうと思いました。そして、つぎの四作が26年がかりでそろいました。とエリック・カールは言っています。そのなかの3作目がこの『だんまりこおろぎ』です。

お話は、生まれたばかりのこおろぎにいろいろな虫たちがやってきてあいさつします。こおろぎもあいさつしたくて小さな羽をこしこしこするのですが音を出すことができません。そして最後に、仲間の女の子に出会い、その子にあいさつをしようと羽をこすると、あらあら不思議、本当にこおろぎの虫の音が聞こえてきます。

子ども達にこの絵本を読み聞かせました時のことです。子ども達は、興味をもって見ていましたが、最後のページをめくり、虫の音が本当に聞こえたときにはまさか絵本から聞こえてきたとは思えなかったようで、子ども達の視線がピアの下や机の下にこおろぎがいるのではないかと、探しているようでした。 そんな楽しいしかけのある絵本です。            ぽ

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