No | 265 |
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絵本のタイトル | ねこのピート だいすきなしろいくつ |
作者 | エリック・リトウィン |
絵 | ジェームス・ディーン |
訳者 | 長谷川義史 |
出版社 | 文字画/ ひさかたチャイルド社 |
本屋さんの絵本コーナーに行くと「本書はアメリカで歌を歌いながら楽しめる絵本として人気を呼び、ニューヨークタイムズベストセラーリストで46週ランクインを記録しました!」と紹介されていたこの絵本が目に留まりました。本当にそんなに人気なのかなと気になりましたが、ねこが大嫌いな私は別の本を選んで帰りました。
次の日、年中組の先生が「今日この絵本を読みます」と見せてくれたのが『ねこのピート だいすきなしろいくつ』でした。私も一緒に絵本を見ることにしました。
青い体にお気に入りの新しいしろいくつを履いたねこのピート。出かけるのがたのしくてこんな歌を歌いだします。「しろいくつ かなり さいこう!」
読み始めたときは「えー白いくつなんてかわいくないよね」「ねこはくつはかないよね」なんて言っていた子どもたちですが、担任が歌いだすとあっという間に笑顔になり1回聞いただけなのに全員歌いだしました。
歩きはじめたねこのピートが登ったのは、いちごの山。もちろんお気に入りのしろいくつはまっかになってしまいます。ピートは泣いている?いいえ。こんな歌を歌い歩き始めます。
「あかいくつ かなり さいこう!」 そして子どもたちもさっきよりもノリノリで体を揺らし、手拍子しながら歌いだします。
さて、ピートのくつはどうなっていくのでしょう。
読み終わると「もう1回歌いたい」「もう1回読んで」と大盛況。保育室はまるでライブ会場のようでした。カラフルで元気がでる絵にノリのいい歌。「何があっても、歌を歌って前に進もう。そう、それが大事なのさ」というロックなハートのピート。 かなり最高! (優)
2015年7月1日