No 263
絵本のタイトル やさいさん
作者 tupera tupera 
訳者
出版社 学研教育出版

263 『やさいさん』

この絵本の作者であるtupera tuperaとは、その名前とちょっぴり不気味でシュールな絵柄から一体どこの国の人なのかと思いますが、実は亀山達也さんと中川敦子さんという日本人二人組によるユニットです。絵本を始め、アニメーション、雑貨、ワークショップなど様々な分野で活動しています。

 

『やさいさん』のお話の舞台は野菜畑。土の中ですくすく育った根菜たちがかくれんぼしていて、葉っぱとその野菜の頭が少しだけ見えています。何が出てくるか…収穫してみましょう!

「やさいさん やさいさんだあれ」という問いかけに対し、隣のページででかくれんぼしている野菜の仕掛けを上にめくります。すると…「すっぽーん ●●さん」と、勢いよくにんじんや玉ねぎなど色々な野菜が飛び出します!!野菜以外のものが登場するのも、変化があって面白いです。

 

新学期、年少児向けに読み聞かせても子どもが自分で見ても喜ぶ絵本を探していて手に取った絵本です。「すっぽーん」という場面では皆で野菜に変身し、ジャンプして楽しむのがお決まりです。

更に驚いたのは、繰返し読んでいると、葉っぱを見ただけで何の野菜なのか子どもたちが覚えてしまったことです。スーパーにきれいに並んだ姿や調理済みの姿のみ知っていて、そこに当たり前にあるものとなってしまい、その野菜の育ち方や育てた人の存在を知らずにいる事って多いのではないでしょうか?

そんな子どもたちが絵本を楽しみながら興味を持つことでそこから食卓に結び付いてちょっと食べてみようかな、という気持ちに繋がると素敵ですよね。                              (723)

 

« »