No 256
絵本のタイトル だるまのしゅぎょう
作者 ませぎりえこ
訳者
出版社 偕成社

256 『だるまのしゅぎょう』

「だるままつり」の日に、けんか中のさくらちゃんとるりちゃん。

2人が買っただるまが手から急に飛び出して…

気づくとそこは、だるまの国。だるまの修行が始まります。

修行の中では、おきあがりこぼし、にらめっこ、すごろく、だるまおとし、昔ながらの遊びが出てきます。だるまも、これらの遊びも今ではあまり触れる機会がなく馴染みがないけれど、読み聞かせを聞いている子どもたちも一緒に修行している気分になって「つぎのしゅぎょうは?」とわくわくしていたのです。

この絵本の面白さは、数え切れないほど出てくるだるまの表情ではないでしょうか。笑っていたり困っていたりと表情豊かで同じ顔のだるまは1つとしていないのです。だるまは、願い事をするときに片方の目を書き入れ、その願い事が叶ったらもう片方の目を書き入れると言われています。願い事をする人が100人いれば100通りのだるまができるのですね。そして、本当のだるまは手足がないけれど、この絵本の修行中のだるまは、みんな手足があり、なんとも言えない不思議さ・奇妙さも感じられます。

縁起が良いとされるだるま、そんなだるまが2人の仲を取り持ってくれたのかもしれないですね、それとも2人の願い事が叶ったのかな。

(AYAKA)

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