No 225
絵本のタイトル おやおやじゅくへようこそ
作者 浜田桂子
訳者
出版社 ぽぷら社

225 『おやおやじゅくへようこそ』

最近ちょっとショッキングなことがありました。私にはとうに社会人になっている子どもが2人いるのですが、先日、子ども同士の会話の中で「お父さんは優しいけど子煩悩じゃないよね」というような話になったらしく、それを聞いていた連れ合いが、後で笑いながら話してくれたのです。正直、私はその話を聞いた時に、言われてみればその通りだったなと、後ろめたい気持ちになりました。私なりに子どもたちにとって良い父親になろうと勿論努力してきたつもりですが、どのように向き合っていくのが一番良いかということを意識し過ぎたために、自然体ではなく、子どもからしてみれば、どこかよそよそしく感じられたのかも知れません。

今回紹介する絵本は、私のようなタイプや、すぐ怒ってしまうタイプなど、子育てに悩む全ての親必見の「おやおやじゅく」の絵本です。「おやおやじゅく」は、希望する大人は誰でも入れる上、月謝はなんと無料。さらに先生は優しくて優秀、成績も必ずアップとなれば相当お得ですよね。ちなみに、授業の内容は、1時間目は子どもの仕事を知ること。2時間目は親の仕事を知ること。3時間目は着替えて実技トレーニング。そして最後の4時間目は練習問題となります。最後の発展問題はなかなか難問ですよ。

深刻な親子の問題も、夫婦間のいざこざも、この絵本を読むだけで、浜田さんの描く魅力たっぷりの子どもたちがユーモラスに、きっと解決へと導いてくれること請け合いです。

私も、子育てが終る前にこの本を読んでいたら、子どもたちの評価も違っていたのかもしれません。子育てにお悩みの方は勿論、悩みなんかありませんという方も是非ご一読下さい。(S.T)

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