No 224
絵本のタイトル だれかがきたよ
作者 得田之久
垂石眞子
訳者
出版社 福音館書店

224 『だれかがきたよ』(こどものとも年少版 2013年2月版) 

幼稚園時代って、遊んでばかりで楽しいはずなんだけれど、例えば幼稚園にやって来て、さあ遊ぼうと思っても、その前に上履きに履き替えてカバンをしまったり、出席ノートにシールを貼ったり、園によっては服も着替えなくちゃいけなかったり、それにあれもこれもしなくちゃいけないことがあったりすると、大人が思うよりは結構大変なのかもしれませんね。

幼児期の記憶の殆どない私は、幼稚園時代を含め、これが嫌だったといえるようなことは幸いにして何も思い当たりません。それでも、いろいろな絵本に描かれている内容などを考えると、夜、決まった時間になると寝なくちゃいけないってことは、子どもにとって結構辛いことなのかもしれないと思ったりします。子どもとすればもっと遊んでいたいのに寝なくちゃいけない。しかも、その前にお風呂に入らなくちゃいけないし、パジャマにも着替なくちゃいけない。歯まで磨かなくちゃいけないとなったら余計嫌になってしまうかもしれません。それでも、一緒にやってくれる仲間や友だちがいれば、そんなことだって楽しくなってしまうのかも。

この絵本では、夜、男の子が絵本を見ていると、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴って、浮輪を持ったあひるがやってきます。更に、パンダやワニ、たこも次々にやってきて、最後は絵本を持ったカバまでやってきます。一体何をしにやって来るのでしょうね。どの動物もとてもリアルに描かれていて、ほんわかとした話とのギャップがとても楽しく感じられます。(S.T)

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