No 193
絵本のタイトル てのひら
作者 瀧村有子 
ふじたひおこ
訳者
出版社 PHP研究所

193  『 てのひら 』

新学期が始まり早3ヶ月が経とうとしています。幼稚園では4月当初、お母さんと離れられず泣いて登園する子やお母さんを思い出し、帰りたいという子の姿がありました。

今回紹介する絵本の主人公は、幼稚園に通う3歳のゆみちゃんです。ゆみちゃんは、バスの迎えが来ても元気がなく、幼稚園ではお庭で遊んだことがありません。そんなゆみちゃんを心配していたお母さん。お母さんは、ゆみちゃんが元気に幼稚園へ通ってくれるようあることを思いつきました。そのあることとは、ゆみちゃんのてのひらに・・・。ゆみちゃんは元気に幼稚園に通い、お庭で遊ぶことが出来るのでしょうか。

翌日、マクシマスの新しいメガネができあがります。果してマクシマスは以前のような数字漬けの生活に戻ってしまうのでしょうか。それとも新しい楽しみに目覚めていくのでしょうか・・・。

この絵本を子どもたちに読むと、楽しんで見ていましたが、読み終わると次々にてのひらを出し「先生描いて」と言いに来ました。

この絵本のように、子どもが幼稚園では安心出来ていない、元気がないと心配し、悩んでいるお母さん方も少なくないのではないでしょうか。入園したばかりの子どもにとって、幼稚園は、知らないことが沢山ある新しい世界なのです。大人でも緊張してしまいますよね。

この絵本には、そんな子どもの思いや、表情が描かれています。ぜひ親子で読んでほしい1冊です。  M・K

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