No 167
絵本のタイトル すーちゃんとねこ
作者 さのようこ
訳者
出版社 こぐま社

167  『 すーちゃんとねこ 』

ある日、すーちゃんとねこちゃんが歩いていると風船を見つけました。ねこちゃんは木に登り「これぼくのふうせん」と言って取ったのですが、すーちゃんはその風船をつかみ持って行ってしまいました。そのうえ、すーちゃんは家の鍵を閉め、風船とおやつを食べたり、一緒に寝たり・・・。ねこちゃんはその様子を外から見ていて、目には涙がいっぱい。

翌朝、ねこちゃんが風船を取った木に登ると、色んな色の風船が飛んで来て、ねこちゃんの手にはたくさんの風船。そこにすーちゃんがやって来て、「わたしにもふうせんひとつちょうだいよ」と言うと、ねこちゃんは「いやだよ」と言って、どんどんふうせんを飛ばしました。すると、すーちゃんも持っていた風船を飛ばし、一緒に「ふうせんとんでいけ」とに言ったのでした。

みなさんも幼い頃、すーちゃんやねこちゃんのように、ほしいものを勝手に取ったり、喧嘩をしていたのにいつの間にか忘れてまた仲良く遊んでいたということはありませんでしたか?

この絵本はすーちゃんとねこちゃんの気持ちや思いが率直に描かれていて、子どもに読んでも分かりやすく、共感できる部分があります。表紙のすーちゃんとねこちゃんのお互い意地を張った表情もかわいらしく、すべての絵が色鉛筆で描かれていて、どこか温かい感じのする絵本です。

ぜひ一度手に取って読んでみて下さい。

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