No 303
絵本のタイトル ねことらくん
作者 なかがわりえこ
やまわきゆりこ
訳者
出版社

303ねことらくん

ねことらくん

 外でままごとをしていたときのことです。
ままごとで人気の役といえば、お母さんやお姉さんですが、最近4歳児の間で、ねこ役をするのがブームとなっています。ねこ役の子は、日向ぼっこをしてお母さん役の子の膝の上で丸まって寝ころんだり、自由気ままにお散歩したり。時には違うままごとグループのところへ行って、ご飯をもらったり、まるで本物のねこのように振る舞い、こどもたちの観察力に驚かされました。そんなこどもたちの遊びの様子から、この絵本を読み聞かせました。
 ゆうじがつみきをしていると、ねこがやってきました。たのしそうだから、しっぽとチョッキを交換して、なりかわろうと言うのです。ねこはねこでも、強いねことらになったゆうじは、そとへ出かけて行きます。
さあ、冒険のはじまりです。
絵本を読み終えると
「え?ねこのしっぽって、取れるの?」
「痛そう・・・」
「きっと、マジックテープでついているのよ」
「そっかぁ!」
「マジックテープがついているか、今日、ねこをよくみてくるね」
と、かわいらしいつぶやきが聞こえてきました。今でもねこ役は大人気。みんなでおもちゃの片付けをしているときに、ねこ役の子はすのこでお昼寝。
「ねこさん、お片付けしましょう」と声をかけると
「ねことらは片付けしないから先生やってちょうだい」
あらあら、ねことらくん、今日は幼稚園に遊びにきてくれたようです。どこまでもなりきる子どもたちです。(優)

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