No 236
絵本のタイトル りんごかもしれない
作者 ヨシタケシンスケ
ヨシタケシンスケ
訳者
出版社 ブロンズ新社

236 りんごかもしれない

ringokamosirenai[1]これは りんごじゃないのかもしれない

 

どの家庭にも有り得そうな状況から、「誰もが思うりんご」が「りんごじゃないのかもしれない」という冒頭には、「え!?ちょっと待って。」「なに!どういうこと?」と、思わずにいられません。そして、りんごに対して持っていた考え方を一度リセットした後は、「かもしれない」のフレーズと共に、りんごの考えもしなかった姿が次々と出てくるのです。

さあ、このりんごはむいてもむいても皮かもしれません。何かの合図かもしれません。では、一体何なのか…答えは出るのか…楽しみながら確かめてみてください。

 

この絵本を見た4歳の子どもたちは、

小さなりんご星人の登場に、顔を見合わせて驚いたり…

りんごのふるさと、りんごの旅の壮大さを感じて沈黙の時間があったり…

りんごのきょうだい、らんご・るんご・れんご…という言葉の面白さに大笑いをしたり。

お話が終わってから自分の持ち物を手に取って、「かもしれない」という言葉と自分の発想を合わせて友達と笑い合う姿もありました。

 

絵本のキーワードでもある「かもしれない」ですが普段どのような時に使うでしょうか?「間に合わないかもしれないから早めに行動する」「雨が降るかもしれないから傘を持っていく」など、子どもに対して、私たち大人が先を予想して事故や失敗がないような行動を伝えるときによく使うと思います。

そんな中、この「りんごかもしれない」では、「かもしれない」という言葉をプラスに捉えています。一つの物や出来事に対して無限に広がる可能性や、有り得ない…けれど面白い発想や表現方法が沢山あるということを教えてくれるかもしれません。

 

(723)

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