No 155
絵本のタイトル がたごとがたごと
作者 内田麟太郎 
西村繁男  
訳者
出版社 絵童心社

155  『 がたごとがたごと 』

gatagoto[1]おきゃくがのります ぞろぞろ ぞろぞろ がたごと がたごと がたごと がたごと おきゃくがおります ぞろぞろ ぞろぞろ おきゃくがのります ぞろぞろ ぞろぞろ

このようなお客の乗り降りが3回繰り返されます。 ところが乗った人は「おくやま駅」では動物になり、「よつつじ駅」では妖怪に変身。

さらに「チャンバラ驛えき」では江戸時代の人になってしまいます。

予測ができない展開に読み手もページをめくったり戻ったり。着物やカメラや鞄などの持ち物を見比べたり、顔の表情を見比べたりして一冊の絵本で何日も楽しめます。

また、センダックの「まよなかのだいどころ」の牛乳瓶のわきの絵にもありましたワンダーという言葉がワンダーランドとなって列車の行く手に看板で描かれているのも見逃せません。絵を描いた西村さんはどうしても描き入れたかったのでしょう。ワンダーランドを楽しんだ列車はさらに竜宮城へと進みます。人を魅了する乙姫様が待っているのでしょうか。

「チャンバラ駅」ではガマガエルとダイジャとおおナメクジが出てきます。若いお母さん、お父さんは分からないでしょうが、中国の古典に「ナメクジは蛇,蛇は蛙,蛙はナメクジを食う」と書かれているのが由来で、じゃんけんと同じく3すくみのひとつです。私は小学生の頃、漫画でガマガエルに乗った児雷也(じらいや)やナメクジに乗った綱手姫(つなでひめ)、大蛇に乗った大蛇丸に胸躍らせたのを思い出しました。  具

 

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